2017年11月28日火曜日

中学部、定期テストが終わって

学研大学病院前矢作教室・鶴沢小学校前教室のブログへようこそ。
キッズインストラクター、しつもんメンタルトレーニングインストラクターの
斉藤めぐみです。
ご訪問くださり、ありがとうございます。
ご愛読いただけましたら、うれしいです。

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中学校では定期テストが終わり、結果が返ってくる頃になりました。
思いどおりににできた子、思った以上にできた子、
思い通りにいかなかった子、それぞれです。

反省は、ついできなかったことにフォーカスしがちです。
でも、わたしたちはできなかったことではなくて、
思い通りにできなかった中でも、
何か一つ、できたことやり遂げたことを、まず子どもたちに考えてもらいます。

テストが終わったら、みんなで一緒に手帳と開き、
それを自分に問いかけて書きます。
少しでも頑張れた自分を自分で見つけて、認めることができたら
その積み重ねが自信となり、また、力になるのです。

そうやって、これまでの定期テストを頑張った子どもたちの
コメントを紹介します。

★今回のテストで勉強方法を変えました。
 学校のワークだけでなく、授業で使ったノートの大事なところを
 まとめたりして、工夫しました。
 このおかげで、15位から3位まで上がれました。
★ワークをいっぱい解いて、間違えたところは教科書を読み返したりした
 計算を使う問題を、時間がかからないようにいっぱい練習した。
 説明を書く問題とかが難しいので、キーワードから説明する練習をした
 リスニングはわかるまで何度も聞いた
★学研に入ったことで勉強する習慣がついた。
 いつもていねいにやることで、うまくいったので良かった。
 「ちゃんと読めば分かったのに」というミスがなかったので
 うれしかった。
 漢字全問正解はとてもうれしい。
 普段からの漢字の取り組みの重要性をしみじみ感じた。
★暗記るすることが苦手でしたが、めぐみ先生に教えてもらい、
 寝る直前に暗記するものを学習し、そのまま寝るということをやってみました。
 そのおかげで苦手としていた社会の点数がとても上がりました。
 英語では、リスニングを大事にするというアドバイスをいただき、
 99点をとることができました。6位になれてうれしいです。
★私は数学が全くといっていいほどできなかったので、範囲だった一次関数を
 わかるまでめぐみ先生に聞き、自分で理解できるまで解いた。
 英語は英熟語をよく読んで覚えたり、文法などをよく覚えた。
 単語はひたすら書いて覚えた。英語のワークで一回やってできずに
 わからず、解けなかった問題は星印をつけ、ふせんをつけておいて、
 めぐみ先生にきいた。
 国語は問われやすそうなものに重点を置いてワークを解いた。
 いま、何を聞かれているかよく理解するようにした
 漢字は特に読み書きを意識し、読みを見てぱっと答えがでるまで解いた。
 理科は用語や名称がよく問われるというので、何を指してどの言葉が
 問われているか、何を聞かれているかというのをよく読んで解いた。
 解けなかったものは、教科書を見て理解できるまで考えた
 社会は、章末テストが2回あったので、その時出た問題に重点を置いた。
 用語を漢字で聞かれても解けるように、丁寧に記憶した。
 説明することも多いから、違った聞かれ方でも動揺せずに解けるよう、
 理解を深めた
 「ALL Subject解説ノート」をつくり、授業中もその教科のノート以外に
 もう一冊、その授業で重要視されている点を自分で理解しやすくまとめたり、
 図解したり、ここはどういう意味か自分で自分に解説するノート
 テスト前の重要時期に作るようにした。
★今回はいつもより早く勉強にとりかかりました
 特に苦手な社会はなかなか点が取れませんでしたが、授業のノートの
 大事なところを何回も解いて、寝る前に赤シートで隠して覚えているか
 確認して、点数を上げることができました。
 また、手帳に一日ごとの目標をたて、ふりかえることで、
 自分がどこができていないのかを確かめながら勉強をしました。
★数学はワークの間違えた問題をいっぱい解きなおした。
 説明できるようにした。
 単語も間違えた問題を重点的にやった。
 英語はリスニングをはやく聞いてみたりした。
 国語は自分の意見を書く問題をよくやった。
 社会はワークの間違えたところをよくやった。

上位に上がってくる子たちは、勉強方法を自分なりに考え、工夫しています。
こうやったらいいよ、ああやったらいいよ、という人から教えられたことを
そのままやるのではなく、「自分なりの」「自分がやりやすい」方法を
工夫します。
これがほんとうの学力であると思っています。
他人の勉強方法が自分に合うとは限りません。
自分がどうしたらよいのか、それを考えて実行するちからです。

自分の力で勉強をする、ほんとうの学力が身についてくると、
ワークやノートの使い方が変わってきます。
自分なりの工夫がいろいろとみられ、
どういう風に勉強したのか、どう考えているのか、とてもよくわかります。
そんなすてきなノート、ワークもご覧ください。


2年生の英語のワークです。ただ解くだけでなく、間違えたところを
解きなおし、どうしてまちがえたか?何が大事か?を自分に問いかけています。
書き込みやふせんがたくさんあります。


テストが終わった後の間違い直しノートです。
丁寧に解きなおしたあとに、感想としてなぜ間違えたかなどをまとめています。


テスト後の間違い直しノートなのですが、ただの解きなおしではなく、
どうしてまちがえたか?をつきつめてまとめています。


テスト後の解きなおししノートです。
取れた点数を書いて、間違えたところをしっかりと振り返っています。

解きなおしノートはすべて1年生のものです。
中学一年生でこれだけの振り返りができるということは
素晴らしい成長と思います。

2017年11月9日木曜日

人を育てる。ということ。

学研大学病院前矢作教室、鶴沢小学校前教室のブログへようこそ。
キッズインストラクター、
しつもんメンタルトレーニングインストラクターの斉藤めぐみです。
ご訪問くださりありがとうございます。
ご愛読いただけましたら、うれしいです。

今回は、教室だよりから。
教室だよりは毎回手書きで作成。これは開室当初から続けています。
その月の開室日や時間、月や季節のトピック、子どもたちの様子、
そして保護者の皆さまや子どもたちに伝えたいことなどを載せています。
保護者の皆さまには大事なお知らせを載せていることもありますので、
ぜひご一読ください。

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ポジティブな空気、言葉が人を育てる。自信を与える。
                  (野村克也)

 子どもたちの学びのために、私たちにできることは何だろう。
私たちは毎日のようにスタッフ会議をします。
いい空気が子どもをよりよく育てると信じているからです。
その日の子どもたちの様子、そこから一人一人にどのような声かけをしてゆくか、
季節を考えながらの教室の雰囲気づくり、
どういうものがあったら、どういうことをしたらもっと楽しくなるだろう。
話し始めたら時間が経つのも忘れてしまうくらい、
たくさんの意見がスタッフ全員から出てきます。
話すことがない日はありません。

 まずは大人自身が学んだり成長したりすることを楽しめるか、
ということが大事なことだと思います。
子どもたちには、大人って楽しい、大人になるって楽しそうと
成長すること、大人になることに対して
ポジティブなわくわくする気持ちを感じてほしいと思うのです。

 そして、教室は安心で安全な場所だと思ってもらいたい。
わかっていない勉強に一人で挑むのは苦しいことです。
受け身ではなく、自分から学ぶことが大切だと考えていますので、
私たちは答えを教えません。こうしたらいいよ、ああしたらいいよとは言いません。
ですから、子どもたちは自分で調べたり、伝えたりしなければなりません。
でもそれは、子どもにとってはほんとうにとても難しく、苦しいことです。
けれど、ここでは安心して苦しんでいていい、つまずいていていい。
ちゃんとみてるから。
そんなつまずきに気づいて寄り添ってくれる存在が身近にあれば、
自学の姿勢もおのすと身についてくると思っています。

 自分で「できた!わかった!」までは時間がかかることもたくさんあります。
困難も苦しさもたくさんあります。
ですが、あえてそこを大事にする。
「ほんとうの学力」とはそうやって身につけていくものだと思います。
ひとりひとりが、その子らしくのびやかに輝く成長をサポートし、
見守っていきたいと思います。


教室にハロウィンの飾りつけをしました。
みんなとってもすてきな笑顔です。